【Diary】2020/03/31. 弥生

三月といえば真っ先に思いつくのが「三月ウサギ」です。

不思議の国のアリスに出てくる一風変わった野ウサギで

帽子屋と眠りネズミと一緒に毎日「狂ったお茶会」を開いています。


図書室で何度も読み返しているうちに

いつか「狂ったお茶会」に招かれてみたいと夢見るようになり

それをきっかけにアリスの世界をモチーフにした物語を書いたことを覚えています。


記憶はうっすらとしていますが、

たしか当時飼っていた猫のみるくが主人公で、

私のかわりに知らない世界に冒険にでかける物語だった気がします。


冒険の途中でライオンと出会うのですが、

ライオンはずっとひとりぼっちだったので誰かとお茶会を開いたことがありません。

そこでみるくと一緒に理想のお茶会を開くために、

みるくの冒険に途中まで同行し仲間を探すのでした。


なぜライオンとお茶会を開く物語にしたのか

今となってはわかりませんが、

たくさんの好奇心を持ったアリスに憧れたあの頃の気持ちは今も残っています。


またいつか、弥生のしっぽ追いかけてあなたの好きを雨に隠した


© Chounoashiato / mikamiryo

蝶のあしあと

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